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  • レポートプロジェクトFUKUSHIMA! 2011.03.11 - 2012.03.11

1.はじめに

 2011年8月15日、福島市。
 事故を起こした福島第一原子力発電所から北西に60kmほど離れた福島市の西部に位置する市営の公園「四季の里」の芝生は、一面色とりどりの布が縫い合わされた巨大な大風呂敷で覆われた。総面積はおよそ6000㎡。

 福島県二本松市出身の音楽家、遠藤ミチロウ、福島市で十代を過ごした音楽家の大友良英、福島市出身で現在も福島市在住の詩人、和合亮一の3人が発起人となり共同代表として立ち上げた「プロジェクト FUKUSHIMA!」が主催し、入場無料の野外音楽フェスティバルが開かれた。盆地である福島市の夏らしい蒸し暑さの中、時折雷雨に見舞われる不安定な天候にもかかわらず、県内外からのべ約1万3000人が来場し、インターネットで生中継したUstream番組、DOMMUNE FUKUSHIMA!をのべ25万人が視聴した。集まったボランティアスタッフは200名ほど。坂本龍一をはじめとする20組の音楽家、ミュージシャンらも手弁当で集まり、ステージでFUKUSHIMAの状況に対してそれぞれのパフォーマンスを行った。

 筆者自身も福島市出身であり、プロジェクトFUKUSHIMA!の活動には発足当初から参加してきた。その立場から、震災を受けてプロジェクトFUKUSHIMA!がどのように立ち上がり、この1年どのような活動が行われてきたかをレポートする。

プロジェクトFUKUSHIMA!実行委員会
山岸清之進